インプラントとは
自分の歯を残すための人工歯根「インプラント」
インプラント治療とは、失ってしまった歯を補う「補綴治療」のひとつです。歯を失った部分の顎の骨にチタン製のインプラント(人工歯根)を埋め込んで、その上からセラミック製の人工歯を取りつけます。チタンには骨と強く結合する性質があるため、顎の骨に固定されたインプラントが手に入ります。
同じ補綴治療として入れ歯やブリッジが一般的ですが、これらには見た目の問題や周りの健康な歯へのダメージなどデメリットが多くありました。インプラント治療は従来型の治療のデメリットを解消し、周りの歯にダメージを与えずにしっかり咬める歯が手に入ります。
また、年齢問わず出来る治療でもありますので、「もう年だから出来ないのでは」とお考えの方もお気軽にご相談下さい。当院では最高83才での治療実績があります。
症例
インプラントのメリット
- 顎の骨とインプラントが結合して強固に固定されるため、硬い食べ物でもしっかり咬んで食べられるようになります。咬み心地は健康な天然歯とほとんど変わりません。
- 審美性の高いセラミック製の人工歯を取りつけるため、非常に自然な見た目に仕上がります。また、チタン製の人工歯根は顎の骨にしっかり埋め込まれるため、外からは見えません。
- 入れ歯やブリッジは周りの健康な歯を使って固定していますが、インプラントは周りの歯を使わずに固定できるため、健康な歯に負担をかけたり削ったりする必要がありません。
- 歯が抜けたまま放置していたり入れ歯やブリッジを長年使っていたりすると、歯を咬み合わせたときの刺激が顎の骨に伝わらず、骨が痩せてしまいます。インプラントなら顎の骨に直接刺激を与えられるため、骨が痩せる心配がありません。
治療前後の注意点
治療前 | 口腔内が細菌感染を起こしていると、治療がうまくいかないばかりかインプラントが抜け落ちてしまう原因にもなります。インプラント治療の前に虫歯や歯周病などは治療しておくことが重要です。
また顎の骨が薄いケースなど充分な骨量がないケースはインプラントを支えきれない可能性があります。顎の状態を精密に検査して治療が可能かどうかを判断しなければなりません。 |
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治療後 | インプラントや人工歯は虫歯になることがありませんが、付着したプラーク(歯垢)をそのままにしていると周りの組織が炎症を起こしてインプラント周囲炎(インプラントの歯周病)になってしまうことがあります。治療後は適切なメインテナンスを行うことが重要です。 |
より審美性の高い「エステティックインプラント」
従来のインプラント治療では、人工歯根(インプラント)と人工歯を連結するために金属の部品が使用されていました。しかし金属を使用する場合、歯ぐきがやせるなどで連結部分が黒っぽくみえたりすることがあります。
そこで当院では、連結部分にジルコニアを使用することで自然な透明感が得られる新しいインプラント「エステティックインプラント」を導入しております。見た目にこだわりたい方は、お気軽にご相談ください。